Band Man!!
…すごい。
一人一人の個性がでてる。
それにみんなの技術も
並じゃない。



あたしは完全に聞き入っていた。



ジャンッ!!!!



「…どうだった?」



「………」



「…柚織ちゃーん??」



「は、はいっ!」



あたしは終わったことも
気づいていなかった。



「そんなにひどかったかな?」



「い、いえっ!
なんかすごすぎて…」



「そう!良かった」



不安そうだった顔が一気に
笑顔になる。



にこにこ。
にこにこ。



そんな笑顔で見つめられても
困……って、そういえば。



「で、あたしはなんでここへ?」










「簡単なことだよ」



簡単なこと?

























「うちのバンドで歌わない?」
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