君の隣で ーセンセイとアタシー
正面から和奏の華奢な身体を抱きしめた
だって、惚れてるオンナに好きだって言われたら俺だって我慢できない
いや、する気がない(笑)
「せっ…先、生?」
耳元で訳が分からないような声を出す和奏
分からない?
俺だって…
「…好きだ」
「ぇ…?」
和奏の声は凄く小さくなって俺の言葉を待っていた
「俺も、好きだ」
言葉と同時に和奏の身体を強く抱きしめた
言葉以上に伝わるように
好きだって
和奏に伝わるように