君の隣で ーセンセイとアタシー


母さんの言葉に苦笑いの和奏の両親


和奏も俯いてしまった


「和奏…?」



俺が肩に触れるとビクリっと身体を震わせた


「実は…和奏は中学の頃に痴漢に合っていて…それ以来一人で電車に乗れてないのよ…」


と真由美おばさんの言葉に更に反応する和奏


その時の恐怖が蘇ってきたのか、プルプルと少し身体が震えた


俺は肩から手を握って



「大丈夫だよ、一人でなんか乗せないから」


そう言った俺を見上げてくる和奏



「ぇ…で、でも…先生と一緒の車はイヤ……」


「わかってる、朝一緒の電車に乗ろう?なら良いだろ?」




< 22 / 345 >

この作品をシェア

pagetop