君の隣で ーセンセイとアタシー


朝ご飯を済ませると、あたしも先生も支度をはじめた

さすがに、同じマンションから一緒に出るのはまずいと思い駅で、待ち合わせの形で先生が先にでた


「はぁ…」



片付けの終わったキッチンでため息

まさか先生と一緒の電車に乗ることになるなんて…

昨日受けたカウンセリングでは、やっぱりあの時のことをフラッシュバックしたみたい

だから未だに先生に近づかれると身体が先に反応してしまう


そんなあたしに先生は呆れることなく、優しい声で「大丈夫だよ」と言ってくれる




< 68 / 345 >

この作品をシェア

pagetop