I need you.
走り終わって半分死んでいると、余裕の1位でゴールした亜美菜が来た。

「なぁに夏貴と競争してんの♪」
「いや…ちが…むこうが…急に…」
「まず落ち着けや(笑」

深呼吸をして、呼吸を整えてから、もう一度。

「夏貴が…急に来たの」
「つかムキんなってんなよ(笑」
「悔しくて…つい」

いいじゃん、ちゃんと走ったし。
他の子歩いてたよ?
あたし、ちゃんと走ったもん。
ダッシュまでして…。

もぅ…走りたくない…。
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