巫女が捧げるモノ



私の家系…

神部家の先祖は、神様に仕え、いつもお側に控えていたらしい。



それから、私の家系の女子は先祖様に習い、神に仕える存在である巫女となる。



故に、巫女は、民からは神様的存在として支持されるため。


この18年間、一度も学校という所に行ったこともない。


小さい頃から、ずっと一人前の巫女になるよう厳しく訓練された。



「心雪、少し待って」


「何?母様」



< 2 / 21 >

この作品をシェア

pagetop