君とわたしの関係



そして今…


―――カッキーン


わたしと亜輝はバッティングセンターに来た。


亜輝は楽々と125kmの球を打っている。


それに比べて わたしは95km。


この差は埋められない。


それと同様、わたしたちの距離も埋められないんだろう。


―――ピロロロロロッ


亜輝の携帯から変な音楽が流れた。


「あっ、もしもし那都?うん、明日?分かった、明日な」


那都-ナツ-ちゃんは、多分亜輝の彼女。



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