黒い天使―私と天使の秘密な関係―
Chapter.2*疑問*
晩ご飯を食べた後、ダイニングテーブルに向かい合わせに座って、熱いお茶を飲んでいた。
私が作った晩ご飯を"美味しい"とも"まずい"とも言わず、黙々と食べてたレン。
私がいれた熱いお茶を"フーフー"しながら真顔で飲んでいる。
お茶を一口飲んだ後、黒いスーツの内ポケットに手を入れた。
レンが内ポケットから取り出したもの……。
えっ?
け、携帯!?
天使が携帯?
携帯をパカッと開き、弄りはじめる。
携帯を弄りながら、次は黒いスーツのポケットに手を入れた。
えっ?えぇ!?
タ、タバコ!?
レンの手にはタバコのボックスが……。
天使が携帯にタバコ?
この人はホントに天使なの?