サロン・ド・カトレア
へ
ようこそ
「知りたいか、って言われりゃ
そりゃ、知りたいに決まってるでしょ。
真由子は知ってんの?」
もしかして、真山くんとメールのやりとりが出来るかもしれないと思うと
イヤでもテンションが上がる。
私は、ウカレそうな気持ちをおさえて聞いてみた。
「あのさ、
サッカー部のマネージャーだった理恵子
覚えてる?」
私は急いで
記憶のタンスの引き出しを開けた。
理恵子、理恵子……。
ああ!
あの、地味な理恵子!!