生徒会とメガネっ子
*10*

―生徒会男子陣side―

シナリオが決まったことで、男子陣はとても重要な役決めの時を迎えていた。

「やっぱこういう時は男らしくジャンケンだよな!」

という瞭の一言で役決めはジャンケンで行われることになった。

「いくぞ…」

五人の間に緊迫した空気が流れる。

「「「「「最初はグー!じゃんけん、ポン!!!!!」」」」」

約1.05秒後。

「うおっっっしゃあああ!!!」

「「「「………」」」」

雄叫びをあげる瞭とその他の四人の反応は雲泥の差だ。

「さっ、綾ちゃんに報告報告♪ちゃんと他の役振っとけよー」

瞭が去った部屋ではなんとも言えない空気が漂っていたのだった。
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