双子恋愛
「不思議な子達だねぇ」



語尾を伸ばすようなけだるい話し方が耳元に僅かに届いて僕は後ろを向いた。


栗色の髪の毛はふわふわと巻かれており、
人形のように整った顔、そして白いロリータファッションに身を包んだ少女が1人。


僕と目があうと少女はふわりと微笑んだ。


「あ、ちなみに僕、男の子だからねぇ」


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