狼彼氏×天然彼女









「ねっ♪ねっ♪このクラス雨宮舜いるよ!」


「…だ、ね」


「カッコいいよねぇ…あの人」



…顔はね。


性格はどうだろ。




「早く教室入ろ☆」


「あ、うん」





そして教室のドアを開けると皆が一斉にこっちを向いた。


……な、なに?



「ぉおお〜!!未来ちゃんじゃん♪やっぱ可愛い〜♪」

「ホントだぁ〜♪」



「実紅ちゃんすごいね…皆実紅ちゃん見てるよ…」


「…すごいのかな?」


「うん!すごいよ!!さすがレディクラ候補!!」





…しかし一人冷たい視線をあたしに向けてる人がいた。



「あなたが高畑さん?」

「…あ、はい」


「あたし片山綾乃って言います。あたしもレディクラ候補なの♪」



あぁ…
もう一人のレディクラ候補か。




さすがレディクラ候補だけある。


美人だ。








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