MISS YOU
【淡い日々ー6】


電車を降りると、
しばらく真っ直ぐ歩き
住宅街へと入り、
いつもの公園の角を
曲がる。










そして、
そのまま公園を通り
過ぎようとすると…







「朋~樹!」









公園の茂みから
1人の女の子が姿を
表した。








この子は……









「千里!」









それはまさに、
今日隣町まで来た
「目的」がそこに居た。









朋樹の彼女である、
北条千里
(ほうじょう ちさ)
であった。









朋樹は
千里の姿を見るなり
飛びつくように
抱きついた!
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