君だけに伝えたい
君と一緒に


中学の入学式、あたしは君に一目惚れをした。

君の名は、ツカサ。
アンジョウ ツカサ
安 生 司。
サラサラロングへアーの黒髪。
透き通った瞳。

一瞬で恋に堕ちた・・・。


「ねえ、君、バンドやってんの?」
最初に話しかけてきたのは、ツカサの方だった。
「ボーカル・・・だけど?」
ちょっと照れくさそうに答えてみた。
「俺、ギターやってんだ。」
「へえー、そうなんだ!?」
興味がわいてきたんだ。
その時からあたしは、君に惚れていたよ。



名前も知らないこの、
気持ちに・・・・・。




なんだ?
この、気持ちは・・・?




「歩?」

あ、あたしの名前は
アイカワ アユム
藍川 歩。
聖マリア学園の生徒だよ。


「なに?司。」
「今年の文化祭、一緒にやってくれないか。」
「え・・・。」
君の真剣な瞳に、飲み込まれそうになった。

「俺と、やってくれないか・・・。」

「え・・・、ヤルって何を!?」


そのときは、勘違いしていたのです。
あたしは、大きな 大きな 勘違い、をしていた。







ずっと、君と
一緒にいられる・・・

そう、思い込んでいた。

< 1 / 17 >

この作品をシェア

pagetop