彼は年下の男の子



「そーだったんだ・・・
没収ね 笑えるね!」


「もし あの時 
オレが指輪してたら
今 オレたちって 変わってるかな?」


「どうかな?」


と 答えた。



変わってるよ すごく変わってると思う。


もしかしたら


恭介は 高校も 辞めてるかもしれない
働いて 私たちを養ってるかも・・・


いや…どうだろう


康太は家族の説得で


この世に産まれてなかったかもしれないし。


でも これが 現実
あたしには 康太が いるんだから



それが あたしたちの運命なんだ。





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