彼は年下の男の子



「マジか?」


「そーみたいね」


私たち置き去り。


「じゃあ 帰りますか!
はい!康太」


恭介は 康太に向かって 右手を出した。


「こっちの手は 美咲」


私には 左手を


恭介を真ん中にして
三人で 手を振りながら
歩いて帰ったのだ。


「康太 ぞうさん歌えるか?」


「まだ 歌えないよ~」


「ヨーシ!パパが 唄って教えてやるよ」


♪♪ぞーさん
ぞーさん おーはなが 長いのね♪♪


恭介・・・20歳
私・・・・21歳
康太・・・間もなく2歳


これから 新しい生活が 始まります。




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