彼は年下の男の子


「隣近所もあるので 音は小さめにするね」


曲が始まった。


「ねえねえ 
直美のお気に入りの子はどの子?」


と 小声で からかう感じで聞いてみた。


直美は少し驚いた感じで


「え? なんで分かるの?・・・」


って。


やっぱりか!私のヨミ正解(v^ー°)


「なんとなく そうかなあ?なんて」


「誰だと思う?」


「うーん?ボーカルの子?」


中でも 一番目を引いたのが
ボーカルの子だった。


「違うよ・・・」


「えー!!?
ボーカルの子が一番いいじゃん
次が新くんかな」


「はぁ?新?どこに目をつけてんの?」


「ここですけど?
みんなと同じ場所ですけど?」


「も~!ちゃんと目を開いてみて!
いるじゃん!!
キーボードの彼ヨッシーくん」


(うーん?あの子?私と直美
全く 趣味が違うわ・・・)


「あー そう・・・」


と 適当に答える。


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