社員寮でラブ!

「・・・っ

何もそんな思いっきり突き飛ばさなくても」



そこにひっくり返った状態で頭を押さえながら海パン壁下が言った。



「でも、よかったよ。その分なら大丈夫そうだね?」


大丈夫も何も・・・



「わ、私に・・私と・・

今・・・キ、キ・・・ス」



今、キスしてましたよね!?



「キス?じゃないよ、人工呼吸だって。

溺れて意識なかったらするの当然だよね?」



私の動揺とは反対にいたって普通に言う海パン壁下



「何もそこまでしなくっても・・」


何で私がこの人と・・・



「死んでたかも知れないのに?


ってか、助けて文句言われるかなぁ?


まだお礼も言ってもらってないよ。」



「お・・・」

お礼だと?


そもそもの原因は、

「壁下さんがお風呂に・・・」



抗議しかけて


ハタと気づいた






今の


今の状態は・・・



見ると体にはバスタオルが掛けられてた


けど


その前は?



「わ・・・私の」


ハダカを・・・






< 31 / 574 >

この作品をシェア

pagetop