奇蹟のはじまり
『まあ、翔ちゃん。いら

っしゃい』

おばあちゃんは笑顔で出

迎えてくれると、そこで

俺の隣に立っている松本

くんに気付きました。

「学校の友達なんだ。家

の人が帰るのが遅いから

ここで一緒に夕飯食べて

ってもいい?」

『もちろん、かまいませ

んよ。たいしたものは出

せないけどどうぞ』

おばあちゃんは松本くん

に笑顔を向けました。

『おじゃまします』

松本くんは遠慮しながら

玄関を上がりました。

俺がおばあちゃんの家で

夕飯を食べることはよく

あることなのです。

両親の帰りが遅い時はお

ばあちゃんの家で夕飯を

食べて帰るのです。
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