明日 ~運命に打ち勝って~
恋  ~恋というもの~


君が、
君のことが、
好きと気づいた日から、
三日が過ぎた。

四日目が終わろうとしていた、
そのときだった。


ガラガララ・・・

「え・・・?」

「よぉ!」

マコト・・・君!!!


待ってたよ。
私・・・。

「待った??」

ばか。
「待った??」
って聞かれて
「待ったよ!」
なーんて答えられるカンケーじゃないじゃない。
でも、
「遅い!!待ちくたびれた!!」
と笑いながら、冗談半分に答えればいい。
でも、私はいえなかった。
いわなかった。


「もしかして、待ちすぎて怒ってる??」
コクン・・・
そう、うなずけば話は弾むだろう。
でも私は、顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。

「どうした??熱でもあんのか?」
マコトが、私の額に手を・・・!!!

触った!!

「きゃっ・・・!」

パシンッ・・・

・・・・・・。

・・・え・・・・・・・??


今、私・・・。



私は、マコト君の
手を叩いていた。

「・・・・・・。」

「ごっ・・・、ごめん。」


やってしまった。







< 6 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop