うん、スキ



「送らないんじゃ
     無かったんですか?」


鼻歌を歌いながらキーをクルクル
回す白兎さんを見上げて聞いた


「送らないけど?
スーパーに飯の材料買いに行くの」


見え見えの嘘に思わず笑った


「ははっ料理できないくせに」


「お前笑ったら
   更に可愛くなるのな~?」


頭を撫でるこの人に
 思わずきゅんって胸が鳴いた


< 10 / 77 >

この作品をシェア

pagetop