翡翠の姫君〜Side*STORY〜
……………………?
……なんだ……これ…?
…病気かなんかか…??
胸を押さえている俺に気がついたのか
「…ガク??どっか痛いの?」
心配そうにエミリアが尋ねてきた。
「なんだ?大丈夫か?」
このままじゃ…
王子にまで心配をっ…
「大丈夫です。
ちょっと…気晴らしに外行ってきますね。
エミリア…後頼む。」
そう言って、俺は心配させないように静かに医務室から出た。