僕らの時間〈3〉
「気にせんでええ。
大ちゃんが呼んだんやから文句言われへん」

藤原は苦笑いを浮かべ、相当、好きなんだなと感じた。

「ふじゃあらー!」

「高原、危ないから。
俺が運ぶよ」

まぁまぁ優しい顔しちゃって。他の人には扉も開けへんくせに女子達が見たら興奮するとちゃうけ?

実際、藤原の顔は綺麗やし。
この俺が思うんやから。





< 3 / 103 >

この作品をシェア

pagetop