わたあめ
「よし!じゃあ行ってきます」
制服も来て身支度もしたし
私は学校に行く
「行ってらっしゃい」
「気をつけていくんだぞ」
「ありがと、じゃあ行ってきます」
―――――バタン・・・・
家を出てちょっと歩いた時
なんとなく後ろを振り見てみたら
黒い服を着た男が怪しそうに
私の家に入って行く
その時なんだか頭にお父さんと
お母さんの悲しい顔が浮かんだ
「・・・え??」
そう思ったけど何だか危ないような
気がした
気がつくと家の前に猛ダッシュしていた
―――ギィ・・・
「お母さん!お父さん!」
ドアを開けた瞬間いそいでリビングに向かった
「早くしろや!!殺すぞ!!」
さっきの男がお父さんとお母さんに
大声で怒鳴りつけていた
お父さんとお母さんは
顔色を悪くして急いでかばんに
金を入れていた
その時、男と目があってしまった
「誰だ!!お前は!!」
――――ビクッ・・・・
「愛実!?早く出て行きなさい!!」