SECRET-LOVE*危険な極上大人の男


テレビボードの引き出しを開き、中にある履歴書を探しながら電話を続ける。




「お父さん。私、一人でも大丈夫だよっ?一ヶ月ぐらいなら、一人でいられるよ」


『ダメだ。それじゃぁ、わたしが安心してロンドン行けないからな。お、そろそろ搭乗時間だ。じゃあ莉子また連絡するよ。体調には気をつけるんだぞ』


「え?あ、うん。わかった。お父さんも、お仕事頑張ってね」




電話を終えると同時に履歴書を見つけて、高鳴る胸に更に緊張しながら中を開いて覗いた。




「………嘘…」




そこに載っていたのは、紛れもなくすぐ傍にいる男の人だった…。



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