黒騎士さんを愛してる



「どうしたの?」

月の方から現れたのは

声の低い、でも美しい

美男だった。

その青年は

大人びていて
カッコよくて
でも―…、
黒いオーラを漂わせる
騎士みたい―…。
黒い騎士…―。
「寂しくてね…。」
黒い騎士で黒騎士(クロキシ)…。
黒騎士さんは

一瞬分からないなと
言うような顔をして

でもすぐに優しく微笑んで…、

「俺でよければ、一緒にいるよ?」

そういったんだ。



















< 10 / 200 >

この作品をシェア

pagetop