灯火

「よっ!起きてるか?」

「たった今」

「ハハッ!珍しいじゃん」


「うるさいよ」

電話をかけてきたのは同じ大学で、同じ学部で知り合った健二だった。

どうやら俺の反応が面白いらしく、なにかと構ってくる。

反応が新鮮だったらしい。

「待ち合わせ変更したから報告」

「どこ?」

「中央通りのコンビニ」

「わかった」

「ハハッ!相変わらずの返しだな。ウケる!じゃあ後でなっ!」

「了解」

携帯を閉じベッドに放り投げるとワンバウンドして床に落ちる。
< 17 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop