小野姉子のキャンパスライフ
普通の男子小学生3人分の体重と10人分の力を持つ山田くんの大活躍によって、綱引きは白組の圧勝で終わった。



「気は優しくて力持ち。
そんな僕にみんな惚れてもダメだよ。
僕には心に決めた人がいるからね」



当然の事ながら百貫デフの山田の戯言は女子に完全無視された。



白組が赤組に100点差を付けて、残る競技は紅白対抗リレーのみ。



俊足の小野くんが大活躍すれば、赤組が逆転優勝し、小野くんは真のスターになる事だろう。


アタシ的には究極の選択だが、山田に告白されるぐらいなら、小野の方がまだましかもな……


「キャァァァァァァァァァ
小野くん頑張ってぇ♪♪」



「あたし、白組だけど、小野くん応援しちゃう♪♪」



「みんな応援ありがとう。
俺の走りに惚れるなよ」



「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ
ホレちゃう♪♪♪」



バカな女共め。


小野くんが大活躍して赤組が逆転優勝すれば、アタシに告白するだけなのに。


アタシは女子たるものとしての優越感を堪能しながら紅白対抗リレーのスタートを待った。
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