恋色の紙ヒコーキ

ちょっとの息抜き

* * *

陽のお家に着いた。
なんだか…久しぶり…。



「ただいま。
母さん、はる、連れてきたよ。」

「あら、本当?はるちゃん!!」

「こんにちは陽ママっ!!」

「はるちゃん今日も可愛いわーっ!!」


そう言っていきなり抱きついてきた陽ママ。
すっごいいい香りがしてくる。


「陽ママっ…くる…しぃ…。」

「あら、ごめんなさいっ。
はるちゃんが久しぶりに来てくれたものだから嬉しくって…つい…。
あ、暑かったでしょう?リビングで休んでてね。
今、お菓子と紅茶持っていくわね。」

「はいっ!!」



* * *

「ごめんね。なんだか母さん妙にテンション上がってて…。」

「ううんっ!!
あたしもすっごく会いたかったから全然大丈夫だよ!!
陽ママいつ見ても綺麗ー♪」

「そう?俺にとってはいつも変わんないけど…。」

「それは毎日見てるからだよ!!
陽ママの紅茶、すっごく美味しいんだよね…
あとお菓子も。」

「なんかここのところいろいろ作ってたから…
多分それが出るんじゃないかと…。」

「そうなのっ!?
めちゃめちゃ楽しみっ!!」

「はるちゃーん、陽。
食べて食べてっ!!」


にっこりと微笑みながら陽ママが入ってきた。


「これ、昨日作ったレアチーズケーキなの。
ぜひ感想を聞かせてくれるかしら?」

「はいっ!!」

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