恋色の紙ヒコーキ
気がつくと、笹川さんと久哉の姿は近くになかった。
反対側のほうへ向かったみたいだ…
そんなに邪魔されたくないのかな…。


「はる?俺、なんかした?
そんな不安そうな顔…」

「え!?全然大丈夫だよ!!あたし、元気だよっ!!」


嘘。
はるの嘘はすぐ分かる。
目が泳ぐから。


俺ははるの両頬に手を添えて自分のほうを向かせた。
はるは視線を逸らす。


「はる。」

「え?」

「こっち見て?」

「うっ…うん…。」


少し赤くなりながらも、少しずつ俺の目を見た。


「はる、なんでそんな不安そうな顔してるの?
その不安の原因が俺なら余計、はるの正直な気持ちを言ってほしい。」


今自分が思っていることをストレートに伝えた。

はるには回りくどく言ったって通じないから。


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