すきだけど?



* * *

「ごめん、ちょっとおくれるかも!先いってていいよ」

合コン当日、電車のダイヤは人身事故で乱れまくっていた。

自殺しようとおもいつめる程辛いことがあったのは同情するが、人身事故なんて1ばん多くの人にに迷惑のかかる方法で死なないでほしいと思うのはあたしだけだろうか。

「必ずきてよ?!」
心配そうな声音で桜があたしに確認する。

「絶対いくから。大丈夫だよ」
ちょっと笑ってゆうと、信じたのか電話の向こうの空気が弛緩した。

「わかった、先にいってるね」


それをきいてから電話をきる。


暇だなーと思うと、いつもいじるけーたいをだしてたまっていためーるをかえしていく。

「ごめん、ちょっとおくれる!先いってて」

さっきの自分がいった内容とおなじようなセリフがきこえてきて、思わず振り向いた。


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