今夜,君と…。
「俺,用事あるから夜からでもいいかな?…8時とか。」

「ぜんっぜん大丈夫です!!」

「じゃあまたメールする。」






余韻を顔に残したまま店に戻ってしまった。


「海月ちゃん,なあにニヤニヤしてんの?」

「いや!!べつに何も…」

「澤本くんと知り合いなん?」

「いや…知り合いってゆうか…。後藤さんは知り合いなんですか?」

「いや,この店で何年も働いてりゃ知り合いにもなるってかんじかな?」

「なるほど!」

「海月ちゃんは浮気者やなぁ。気いつけや?」

「あはは…」




何も答えることはできなかった。

とりあえず日曜は忙しくなりそうやなーなんてぼんやり考えてた。
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