Blue Sky
今、みどりの、守さんの家の前にいる。
チャイムを鳴らす手が震えてしまう。
・・・怖い・・・・・。
嫌な予感が胸を掠めてから、その予感は大きさをましていった。
みどりに聞いてみたものの何も知らないようだった。
ピーンポーン♪
「はぃ。」
「唯です。」
「今開けるから、入って。」
いつもなら、うれしくて仕方ない守さんの声。
今日は、胸を締め付けるだけ。
中に入ると、いつもの守さん。
「コーヒー持って行くから、部屋にいてくれる?」
「はぃ。」
・・・・・やっぱりあれは、勘違いだったんだ。
ほっと心を撫で下ろしていると、守さんが入ってきた。
「・・・・唯に言わなきゃいけない事がある・・・・・。」