君しかいらない


「もしもし…」


『…莉子か?』



どれくらいぶりだろう…

耳元で聞こえるお父さんの声。




「そう…あたしだよ。」



長くて

重たい沈黙は

まるで

暗闇が

電話という脆い二人の繋がりを包み込んでいた。




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