君しかいらない
少し離れた路地裏で
深雪はさっき店から盗んだマネキュアを四本、鞄から取り出した。
「付き合ってくれたお礼。半分あげるよ」
「えっ…でも、あたしマネキュアとかつけないし。」
「じゃあ誰かに売れば?あたし、いつもそうやっておこずかい稼いでるんだよね。」
深雪はさっき店から盗んだマネキュアを四本、鞄から取り出した。
「付き合ってくれたお礼。半分あげるよ」
「えっ…でも、あたしマネキュアとかつけないし。」
「じゃあ誰かに売れば?あたし、いつもそうやっておこずかい稼いでるんだよね。」