君しかいらない



ガランと広くなった家。


真琴をお姉ちゃん代わりにしていた真理子は

真琴がもう戻らないと知って

ずっと泣いていた。




こんな日は

淋しくて

頭の回転も悪くなるのだろうか。

ノスタルジックな

気分が

私を危険な誘惑へと導く。




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