君しかいらない



あたしの中で果てた瞬間

胸に顔をうずめて


肩を震わせていた。


「俺を守り続けてくれた姉さんのためなんだ…

後悔なんかしてない。

お前も…この事をバラされたくなかったら姉さん傷つけるような事はするなよ…」


なんとも

弱々しくて

頼りない声。


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