君しかいらない
「君はきっと生まれる前から君の家族に…
俺や姉さんに愛される運命だったんだよ…」
「そんな事…ましてや、知也のお姉さんは無いでしょ…」
「君は愛されるために…
たくさんの愛を受けて
たくさんの愛を知るために…
君は望まれて生まれてきた。
姉さんは君を恨んでいない。
俺はそう信じてる。」
その言葉がどれくらい不確かなものだったとしても
知也の声で
知也が伝えてくれたその言葉が
温かすぎるほど
私を優しく包んだ。