女社長は12歳
「パチパチパチ……」

拍手の音がする。

音の方に目をやると、なんと拍手していたのは神野だったのである。

それを見た他の重役達も、拍手をし始めた。

「ほほー! いや、きらら。お前、ようこんなの一人で考えたのう」

見ると、良造も拍手をしている。

きららは、全員の拍手に包まれ、ぼう然としてしまった。

急に全身の力が抜け、椅子にどさっとへたりこんだ。

拍手をしていた神野は立ち上がり、きららのほうを向いた。
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