最後の手紙




優斗-side-



この頃、成海の様子が
あきらかに変だった。



「成海?なんかあった?」




「うぅんっ∀なんもないしー」


彼女は、髪の毛をくるくる
しながら言う。




「嘘だろーなんか、あっただろ?」





「う、嘘ぢゃないし!」




成海は、嘘をつくとき、
髪の毛をくるくるしながら
嘘をつく。



バレバレ。




「はやく言わないと……」



俺は、ニヤっと笑いながら
言ってみそた。




「わかった……言うから!」




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