キミ専用テレパシー



「乙女心ですよ、神田くん。」


「あぁ、なるほど。乙女ね、乙女。」



私達はくだらない話をしつつ、目的の駅に到着した。



「じゃあ、お疲れでした。」


「ふふ。お疲れでした。」



バイト後みたいな挨拶をしてきた彼がなんだか可笑しくて、同じように返事をして別れた。



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