キミ専用テレパシー




全否定しようとしたけど、なぜかそれができない自分がいた。



「…好きじゃない、と思う。」




「思う?」




「…うーん。あのね、千香には正直に話すけど、昨日すごく楽しかったの。2人で話すのが。まだ、好きかどうかはわからないけど…。」




「気になるってこと?」




「仲良くなりたいな、とは思う。」




千香には、正直に思っていることを話した。



好きかどうか聞かれたら、微妙な感じだし、かといって嫌いではないし。





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