*


それからというもの、
私たちは毎日放課後は
誰もいない教室でキスをした。

しかし、彼が一回私を
床に押し倒したとき、
「それはだめ」
と拒んだ。
もし高校生で妊娠なんかしたら大変だった。
彼もそれをわかってくれていた。



「今日も‥‥な?」
「うん」
いつもと同じ。

「目、つぶって」

?

「いいから」

いきなりどうしたのかな。



ギュッ‥‥


「っ‥‥?」


声が出せない。

気がつくと、口をタオルで
結ばれていた。
彼が私の上に乗る。

「んっ!んんんーっ!」

私は足の上に乗られ、
身動きがとれなかった。
彼は無言でズボンのチャックを下ろす。

これから何が起ころうとしているのかわかっていた。

「っ!んんっ!」

必死に彼に不自由な口で訴えた。
しかし、彼は決して
私の目を見ようとはしなかった。

すぐに彼が私の中に入ってきた。
今まで経験したことのない激痛を伴う。
彼はただ動いている。
私が今まで見たことの
なかった表情で。

しばらくして、彼は果てた。
そして私も。

つながったところが
まだ少し熱かった。

「ロストバージンか」

彼は私の口のタオルも
外さないで教室を去った。

涙も何も、出なかった。
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