2匹の蝶々
朝
俺は自然と目が覚める。
「まだ…5時」
俺はケータイを開いてつぶやく。
「んん…」
横には愛しい心の寝顔。
「心…?」
心はまだ寝ている。
「い…ん…」
俺の夢を見ているの?
俺は心が起きないように心の額にそっとキスを落とした。
あれから。
ソファでは寝れないと、うとうとしている心を運んで俺のベットに寝かせて一緒に寝た。
普段は、1つの子供部屋にベットが横に2つ並んでいるからそれぞれのベットに寝る。
でも。
心と繋がったその日は。
ベットの数センチの短い距離でさえ、惜しかった。
俺は心の可愛い寝顔を見て、二度寝出来る筈もなく。
時間までベットで心の寝顔を見つめていた。