恋愛一色
遥斗はどう思ったかな?びっくり…するよな。


俺は遥斗の反応を待った。


『……はい?』


すると遥斗はマヌケな声を出して、こう言った。


『だから…告白っていうか…先生といい感じになって…』


俺は先ほどより詳しく説明をする。

遥斗はすぐに感づいたみたいだ。


『食べたわけ?』



ストレートに聞く遥斗に少し戸惑いを感じつつ、俺は遥斗の発言を素直に認めた。


『…はい』


『ふ~ん』


遥斗は興味なさそうな返事をし、床に落ちていたリモコンを手に取り、テレビをつけた。


俺は負けじと説明をする。


『それで…付き合って欲しいって言ったら…いいって言ったんだ…』



『…ははっお前すげぇな、尊敬するよ』



遥斗は俺を見て、小さく微笑んだ。


遥斗の言葉が嬉しくて、俺はまた上昇をする。


先生を思い出せば思い出すほど、胸がときめく。


そして不思議な気持ちになる。
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