君と、サヨナラ。
窓の外には。
季節外れの…満開の桜。
奇跡、その言葉が一番にあってる。


「…なんで」

「恭也。なんであたしがこの場所好きか…覚えてる?」

「窓の外の景色…だろ?」

「そ!

春には、桜と青空。
夏は、超緑な木と青空。笑
秋には、黄色いイチョウが秋空に舞って。
冬は、運がよければ雪の銀世界が。

この窓というキャンバスに映し出されて描かれる。
どう?綺麗でしょう?」

「あぁ…」

「あたし…ここで恭也と出会えて…うれしかったよ。
この一番好きな場所で…」

「うん、俺も。
お前と見た景色忘れない。
この場所は忘れない。」

「ありがとう…
恭也…帰んなきゃ。」

「うん…あ!」

「?」





















「愛してる!実柚!!」























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