近代化

「いいよ。よろしくな、高梁」

「え…あ、うん。よろしく」


小林は意外にもあっさり引き受けた


それから、男子軍団と何かの話をした

「おまえ意外に面白い奴だな」

と言われたりした。

僕も、こいつら意外にいい奴だな、と思った。


話がフィーバーに達したとき、チャイムが鳴った。

「じゃ、また後でな」

「うん」


僕は素直に答えた。


こういう清々しい気分のは、古田の授業さえ憂鬱にはならなかった。


< 14 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop