上司なダーリン②
帰り道
「なぁ、瀬菜?」
「なぁに?」
「どこか行きたい所あるか?」
「………うーん………」
帰りの車の中、過ぎ去る窓の外の景色を見ながら考えていた。
(うーん…何も思い付かない…。そうだ!そんな時は…)
「たくちん?私、たくちんと一緒だったらどこでもいいからたくちんに行き先任せる!」
何とも卑怯な考え方。
でも困った時はこれに尽きる。
案の定たくちんは照れながらでも嬉しそうだった。
待ちわびていた私に帰って来た答えは…

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