夜空の下で
私の思い
欄香は、どたどたとわざと音を立てるように屋上に上がって行った。
バンッッ!!!
欄香が思いっきりドアを開けた・・
そして、まだ屋上に居た恭介君に・・・
「あんたは、麻衣の事が好きなんじゃないの!?好きじゃないとか、好きとか、はっきり言ってみなさいよ!あんた、少しは麻衣の気持ちかんがえたらどうなの!?」
これには、さすがの恭介君もビビったみたい・・・
でも、欄香が恭介君にぶつけた言葉は、私が思ってた事全部だった・・・。
「麻衣!麻衣も、はっきり言って恭介君の事が好きなの!?好きじゃないの?!」
「今は、好きじゃない・・・」
恭介君は、驚いたような顔で私をみた。まるで、「いつでも、俺を好きでいてくれる女みたいに」
私は、恭介君のお遊び女じゃない!!
今、気持がはっきりした・・・恭介君とは別れる・・・。
「恭介君・・今日の放課後、あの場所に、来て・・」

< 7 / 13 >

この作品をシェア

pagetop