続†天然姫様と秘密の王子様



―ブルルル


今は授業中だと言うのに、規則正しい音を立てて携帯がポケットの中で震えた。



メール…


パカッと机の下で携帯を開く。




そこには――



――――――――

ごめん。 by巧

――――――――



たった一行の文字でこう書かれていた。




謝らきゃいけないのは私の方なのに。


巧が優しくて、愛しくて堪らない。





巧、巧っ…


やっぱり私にはあなたが必要みたいです…




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